Report 活動報告
寄付金で二度目の海中清掃を恩納村の「ホーシュー」にて実施しました!
2024/02/02
日頃から活動を応援してくださりありがとうございます。
2022年6月4日から始まった、恩納村マリンレジャー協会でのマンスリーサポートプロジェクト。
この度、ご賛同いただいた皆様からの寄付金を利用して、2回目の海中清掃を行うことができました。
2回目の海中清掃は2024年1月31日(水)に実施。
場所は以前も釣り糸などの海中ゴミが目立った「ホーシューエリア」を清掃しました。
参加ショップも増え、さらに前回に引き続き2回目の参加のプロダイバーも多くいました。
前回は1ダイブのみでしたが、今回は2ダイブで実施しました。
当日は8:00に瀬良垣漁港に集合、準備ができ次第ボートで10分ほどの清掃エリアであるホーシューに移動します。
ホーシューエリアの海中には、釣りのとき切れてしまった釣り糸や、漁網、海外からの漂流ゴミが多く海中や海上に浮かんでいます。
釣り糸はサンゴに絡まり、辿っても辿っても複雑に絡まる釣り糸の終わりは見えません。
さらにサンゴに激しく食い込んでしまった釣り糸は、無理に引っ張るとサンゴを折ってしまうため、細かくペンチで切りながら回収していく必要があります。
サンゴに絡んだままの釣り糸は、サンゴが成長するとそのままサンゴに食い込んでしまいます。
釣りを楽しむことはもちろん、悪いことではありません。
我々ダイバーも海中や船上で、知らず知らずのうちにゴミを落としていることもあるかと思います。
だからこそ、海を楽しんだ分、気にかけることも必要だと考えます。
慎重に糸を回収していきます。
釣り糸以外に大きな鉄などが海底に落ちています。
これらは大きく、重さもあるため、人の力では回収は難しいです。
2ダイブ目には、満潮だったためホーシューにある洞窟内のゴミを回収しに行きました。
浮いているゴミも多く、小さな船を引っ張りながら洞窟内に入り、船にゴミを入れていきます。
浮いているゴミは、海外からのペットボトルや発泡スチロールが多かったです。
発泡スチロールは、分解されており、細かいものは回収ができませんでした。
洞窟では漂流しているゴミだけではなく、洞窟の天井にゴミが挟まっています。
引っ張ってもなかなか取れず、頑固にゴミが付着しているのがわかります。
前回よりプロダイバーも増え、清掃の回数を増やすことができたため、回収できたゴミも倍になりました。
恩納村では地域のボランティア清掃をする人に対し、無償で「恩納村ボランティア袋」を配布してくれています。
回収したゴミを分別し、恩納村に連絡するとゴミの回収まで行ってくれます。
ゴミの分別も大変で、絡まった糸や漁網からおもりや金属、プラスチックを除きます。
今回始めて参加してくれた方の中には「思ったよりもひどい」との声がありました。
ゴミを追っていくと、水深30mはゆうに超えてしまいます。
絡まる釣り糸の回収はドロップオフ(水中の崖)で行うことも多く、狭い洞窟内の活動も含めて間違いのない技術が必要です。
今回も、寄付金を乗船代、人件費に充てることができました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。
今後はさらに海中清掃の回数・人数を増やし、陸上でのゴミ拾いやサンゴの植え付けなど、
恩納村の海がより綺麗に、後世に残せる海として保全活動を続けていきたいのでご賛同いただける方のご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
一般社団法人恩納村マリンレジャー協会 理事 Slow life 木戸
マンスリーサポートプロジェクト、支援について詳細はこちらhttps://moribito.org/oma/
恩納村マリンレジャー協会ホームページhttps://oma.or.jp/
■寄付金を利用した活動履歴
2023年2月28日(火) 海中清掃(恩納村ホーシューエリア)
活動報告:https://oma.or.jp/report/524/
2024年1月31日(水)海中清掃(恩納村ホーシューエリア)
参加ショップ:
Slow life 木戸(企画)
沖縄ダイビングセンター 西阪、棚橋
スピッツ 世古
ピンクマーリンクラブ 佐藤
ナチュラルブルー 星原
ライブフィッシュ 山口
ラグーン 池野、山本
※企画者以降五十音順
- 黒潮潜水
- スローライフマリンサービス
- ソードフィッシュ
- トゥルーノース沖縄
- 株式会社ナチュラルブルー
- ブルーオーシャン
- Pro Scuba Team SEALs
- ベントスダイバーズ
- マリンクラブUMI
- マリンクラブクレア
- マリンクラブナギ
- (50音順)